志村動物園のワラビーちゃんとの企画。抜擢の理由として24時間テレビでの知念さんの姿を見てとの話があり、志村園長が見ていて下さったことへの感謝の思いとたくさんの人に知念さんの優しさが伝わるんじゃないかなとすごく嬉しかったです。
「一つの命ですから。大事に愛情を注いで育ててあげないと。」知念さんはナッツさんのお世話をするとなった一番最初にそう言っていました。不器用ながらも丁寧に大切にナッツさんに接してた。いつも安心出来ることを一番に考えてたように見えた。でもミルクやりは慌ただしさ満載。笑 おててに絆創膏が貼ってある時もありました。回を重ねるごとにナッツさんのリラックスした表情が増えていって、育ての親に似てすごくすごく可愛かった。でも、知念さんが一生懸命お世話をしているのを見つめながら、いつかは来るお別れの時知念さんはどんな風にナッツさんと別れるのかと思うと少し怖かった。感動的なものが求められる番組だけど、別れに対して今まで割とあっさりな対応を取ることが多かった知念さんはどうするのかな…と。
知念さんは、かつてYY対談でスクティーのお話をしていた時もクランクアップでは泣かず家で泣いたなんて言ったり、自分を絶対へこまないキャラクターと称したり悲しさとか負の感情を見せない人だった。そういうエピソードが強く印象付けられていたせいか、山ちゃんが去年知念さんお誕生日のサプライズをした時に知念さんが泣いた話をしていたのをあまり信じていませんでした。(ごめん山ちゃん…)
テレビで知念さんが涙を流す姿を見たのは、スペシャルゲストで出たVS嵐でクリフクライムで落ちた時以来。あの一生懸命なのに誰にも頼れなくて一人で報われない知念さんを見るのが辛かった。見てはいけない心の奥を見てしまったような気がして、あれからずっと見ていませんでした。だから、私の思うアイドルちねんゆうりの辞書に今まで「泣く」なんて言葉はなかったんです。あの時みたいに泣く知念さんを見るのが怖かった。
でもナッツさんとの別れで涙を流した知念さんを見て、すごく驚いたんだけどどこか安心したような嬉しさがあって。知念さんの心の成長を見られたことへの嬉しさみたいな感じ。VSの時みたいに辛くはならなかった。たぶんそれは、寂しい涙ではなく、知念さんがナッツさんのことを想って流した温かい涙だったからなんだと思う。知念さんってそもそもは泣き虫だったんですよね。一緒に寝ようと言ってたのに大ちゃんが先に寝ちゃって泣いたり、お気に入りのゲームに山ちゃんから落書きされて泣いたり。可愛いを全力で武器にするようになってからは、そんな姿も見なくなっていたけど、ナッツさんはあの頃のまま眠っていた感情豊かな知念さんの目を覚ましてくれたのかな。
今年の知念さんは本当に感情豊かだった。コンサートの挨拶なんかでもお口がへの字で泣くのを堪えているように見える時が何度かありました。私の幻覚かもしれないけど。そんな知念さんを見る度に良かったなぁとうるうるしつつも、こんなに無防備で大丈夫!?と思うこともあるくらい。笑 何かを守るために敢えて関わらず線を引いているような強さに惹かれていた面もあったから、複雑な気持ちもあります。閉じてないのは喜ばしいことなんだけど、本当に大切なものを守る賢さは手放して欲しくないとも思っていて、知念さんの心が開いたことは本当に良かったのかなって考えたりもする。なんでも秘密なく自分のことを話せることが必ずしも良いことだとは限らない。
ただ、知念さんの周りには知念さんのことを大切に想ってくれる人が羨ましいくらいたくさんいます。心が育って開いて、周りの人たちに自分のことを少しでも気兼ねなく話せるようになったというのであれば、やっぱり嬉しい。あんなにあたたかい涙を流す人を好きになって良かったなと、心から思います。知念さんの優しさ、テレビの向こうの誰かに伝わってるといいな。